グルーミングコンテストで2位をいただきました。バランスという概念が、カットを変えた。

東京・浅草のコンテストに参加してきました
6月に、東京の浅草で開催されたグルーミングコンテストに参加してきました。主催は「エリール」。ペット用品の問屋と貸しルームを運営されているお店で、毎月2回「エリールグルーミングスタジオ」というトリミングのレッスンも開催されています。
レッスンの講師は神宮先生と浅野先生。いつも丁寧に教えてくださり、私もよく通わせていただいています。
今回はそのエリール主催の第5回コンテストです。記念すべき第5回を祝して、韓国のグルーマーであるパク先生が特別審査員として来てくださいました。
ケントと一緒に、2時間の競技
競技時間は2時間。今回も、看板犬のケントと一緒に参加しました。ケントと一緒に挑むコンテストは、これまでもたくさんあります。だからこそ、ケントは私にとってとても心強いパートナーです。
ベテランでも、緊張はする
多くのコンテストを経験してきたので、試合の勝手はわかっています。ベテランの部類に入ると思います。しかしそれでも、いつになっても緊張します。
以前は腹痛で悶え苦しむこともよくありました。最近は手汗をかく程度になりましたが、それでも緊張することには変わりありません。
コンテストで最も重要な要素のひとつは、メンタルのコントロールです。そのため、私はメンタルを安定させることも練習してきました。それでも緊張するのですから、コンテストというのは本当に特別な場です。
今回の挑戦——「バランス」という概念を学んだ
今回のコンテストに向けて、通常のカットレッスンに加え、独自にさまざまな研究をしました。テーマは**「バランス」という美的な概念**です。
美術の世界では、バランスというものが論理的に説明されています。きっとトリミングにも当てはめられるはずと思い、本を読み漁りました。その結果、バランスの概念を理解することができました。
バランスを知っているのと知らないのとでは、カットの進め方がまったく変わります。今まではなんとなく先生から教わった良いデザインをなぞるようにカットしていました。まるで暗闇を手探りで進んでいるようでした。しかしバランスを知ることで、その暗闇から抜け出せた感覚がありました。
どの部分をどうカットすればよいかが明確になり、デザインも明確になりました。また、全体を把握することが苦手だと感じていましたが、バランスを学んだことで全体像をつかめるようになりました。そのため、カット中に焦ることが少なくなりました。
4ヶ月伸ばして臨んだ、大変な作業量
今回は4ヶ月伸ばして参加しました。コンテストのルールは2ヶ月以上伸ばせばOKです。つまり通常より多くの毛量でのカットになるため、作業量がとても多く、大変でした。
時間内に切り切れないかもしれないと感じた瞬間もありました。しかし競技中、何度も自分に「諦めない!」とつぶやいて、最後までカットし切ることができました。
結果は2位
結果は、2位をいただきました。
日本で現在活躍している有名なグルーマーさんたちが集まる大会の、しかも上級クラス(最上位クラス)での2位です。非常に名誉なことで、心からありがたく思っています。
しかし正直に言えば、悔しいです。1位ではなかったのですから。
コンテストの難しいところは、カットが上手なだけでは勝てないことです。さまざまな要素を総合的に判断して順位が決まります。また、審査員によって考え方もさまざまです。私自身が審査員を経験しているからこそ、それはよくわかります。それでも、やはり悔しいことには変わりません。
コンテストは、昨日の自分への挑戦
ただ、私がコンテストに臨むときにいつも思うことがあります。コンテストは、自分への挑戦だということです。
順位はつけられます。しかしその前に、「昨日の自分に勝てるかどうか」が大切だと思っています。昨日の自分に勝つこと、自分のベストを更新すること。それが毎回のコンテストの目標です。
次のコンテストに向けて、今回見えた課題をひとつひとつクリアできるよう、これからも励んでいきます。




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