優しいドッグサロンの選び方②。アーム棒の有無で、お店の安全意識がわかります。

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前回に続き、サロン選びの話をします

前回は、コース内容に「耳毛抜き」と「肛門腺絞り」が含まれていないお店を選んでほしいとお伝えしました。今回は実際にサロンに足を運んだとき、すぐに確認できる「施設」についてお話しします。


愕然とした、ある画像

先日、あるトリミングサロンでのグルーミング作業中の画像を見ました。その画像を見て、思わず愕然としてしまいました。

なぜなら、トリミングテーブルにアーム棒がついていなかったからです。


アーム棒とは何か

アーム棒とは、トリミングテーブルに取り付けるポールのことです。このアーム棒にトリミングリードをつなぐことで、わんちゃんがテーブルから落下しないようにするための安全装置です。決して、わんちゃんを強く拘束するためのものではありません。


なぜアーム棒が必要なのか

私たちがグルーミングで向き合っているのは、人間の3歳児と同じくらいの知能を持つ動物です。言葉は通じません。「じっとしていてね」と伝えても、それが理解できないのは当然のことです。

さらに重要なのは、犬も人も、驚いたときには考える前に体が動くという事実です。

たとえば、熱いものを触ったときに思わず手を引っ込める。大きな音がして、とっさに身をかがめる。これは本能的な反射行動であり、訓練でコントロールすることはできません。

わんちゃんも同じです。大きな音や突発的な刺激に驚いたとき、考える間もなく体が動きます。グルーミング中に体に触れているとはいえ、そのとっさの動きを抑えられるほど、ずっと足や首を握り続けているわけではありません。


テーブルは、わんちゃんにとって3階建てビルの高さ

トリミングテーブルの高さは、わんちゃんの体の大きさから考えると、人間がビルの3階にいるのと同じくらいの高さです。

そんな高い場所で、言葉が通じない動物が、いつ反射行動を起こすかわからない状態でいる。それなのに安全帯(トリミングリード)なしでテーブルに乗せることが、果たして安全と言えるでしょうか。

人間でも、高所での作業には安全帯の装着が義務付けられています。わんちゃんのグルーミングでも、同じ考え方が必要だと私は思っています。


落下事故は実際に起きています

残念ながら、トリミングテーブルからの落下事故は実際に起きています。骨折や脱臼にとどまらず、最悪の場合、死亡に至るケースもあります。

実際にトリミングサロンでわんちゃんがテーブルから落下して亡くなった事例では、リードが装着されていなかったことが明らかになっています。また、トリミング台からの落下事故では骨折が生じ、サロン側が約45万円を支払う和解が成立した裁判例もあります。

大切な家族を失った飼い主さまの悲しみは、計り知れません。そして、こうした事故の多くは、アーム棒とトリミングリードを正しく使うことで防げた可能性があります。


「見栄え」より「安全」を選んでほしい

見た目がおしゃれなサロン、雰囲気が良さそうなサロンは魅力的に見えます。しかし、当たり前のことを当たり前にできているかどうかの方が、もっと大切なことだと思っています。

サロンを選ぶとき、ぜひ一度確認してみてください。

トリミングテーブルにアーム棒が設置されているかグルーミング中にトリミングリードを使用しているか

この2点を確認するだけで、そのお店の安全への意識がある程度わかります。


leafdogでは、安全を最優先にしています

私が指導に行くお店には、必ずトリミングリードの大切さをお伝えし、装着を徹底するようにしています。

leafdogでも、アーム棒とトリミングリードの使用は当然のこととして実践しています。大切なお客さまとわんちゃんを悲しませないために、当たり前のことをちゃんとできるお店でありたい。その想いは、これからも変わりません。


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