わんちゃんの水分補給、食事のときが一番のチャンスです。

わんちゃんの水分補給、意識していますか?
わんちゃんの水分補給は、健康を維持するうえでとても大切なことです。しかし、わんちゃんが十分に水を飲めているか、意識して確認している飼い主さまは意外と少ないかもしれません。
私自身、体調が優れないと感じるときは、水分が十分に取れていないことが多いと気づきます。人間であれば「意識して飲もう」と自分でコントロールできます。しかし、わんちゃんはそうはいきません。だからこそ、食事のときに自然と水分が取れる工夫がとても大切だと思っています。
1日に必要な水分量の目安
わんちゃんの1日の飲水量は、体重1kgあたり40〜60mlが目安とされています。ただし、これはフードに含まれる水分も合わせた量です。また、季節や運動量、食べているフードの種類によっても変わります。
簡単な計算式としては、「体重(g)×0.05〜0.07=必要水分摂取量(ml)」が目安になります。たとえば体重5kgのわんちゃんなら、1日250〜350ml程度が目安です。
(参考:環境省「飼い主のためのペットフード・ガイドライン〜犬・猫の健康を守るために〜」 URL:https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/petfood_guide_1808.html )
ドライフードは水分が少ない
ドライフードの水分含有量は約10%程度です。一方、ウェットフードは70〜80%程度の水分が含まれています。(参考:環境省「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」URL:https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/petfood_guide_1808.html )そのため、ドライフードをメインに与えているわんちゃんは、飲み水だけで十分な水分量を確保するのが難しい場合があります。
水分量が十分でないと、おしっこの回数や量が減り、膀胱内に尿が溜まる時間が長くなることで、結晶や結石ができやすくなることもあります。また、ウンチが固くなり、便秘になることもあります。
だからこそ、食事の際に水分を一緒に取れる工夫が重要です。
leafdogでは44℃のお湯をかけています
leafdogの看板犬、ケント・トニー・ロコちゃんのご飯には、毎回44℃のお湯をかけて与えています。
食器に入れてから温度が少し下がり、ちょうど食べやすい温度になるようです。いろいろな温度で試してみた結果、44℃のお湯をかけたときが一番食いつきが良かったのです。熱すぎると食べられないし、冷たすぎると食欲がわかないようです。
体温に近い温度のお湯をかけることには、いくつかのメリットがあります。
- 消化に良い:体温に近い温度は、身体への負担が最小限
- 水分補給になる:フードと一緒に自然と水分が摂れる
- 香りが引き立つ:お湯をかけることでフードの香りが広がり、食欲が増す
- ふやける:フードが柔らかくなり、消化吸収がさらに良くなる
水分不足のサインを知っておきましょう
わんちゃんの水分が足りているかどうかは、以下のサインで確認できます。
水分不足が疑われるサイン
- おしっこの回数や量が減っている
- ウンチが固い、または便秘気味
- 皮膚をつまんで放したとき、元に戻るのが遅い(皮膚の弾力低下)
- 元気がない、ぐったりしている
気になるサインがあれば、まずはかかりつけの獣医師にご相談ください。
水分補給を増やす工夫
お湯かけ以外にも、日常的にできる水分補給の工夫をご紹介します。
- ウェットフードやレトルトをトッピングする:水分が多く、食いつきも良くなる
- スープタイプのトッピングを活用する:無塩・無添加のものを選ぶと安心
- 水飲み場を複数設置する:家の中の数カ所に置くと飲む機会が増える
- 循環式給水器(ウォーターファウンテン)を使う:流れる水を好むわんちゃんに効果的
- 食器を清潔に保つ:汚れた食器は水を飲まなくなる原因になることも
おわりに
わんちゃんは自分で「水が飲みたい」と言葉にすることができません。だからこそ、飼い主さまが日頃から意識してあげることがとても大切です。
まずは食事のときにお湯をかけるだけでも、水分補給の助けになります。ぜひ今日から試してみてください。気になることがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。
※ わんちゃんの体調に関するご相談は、かかりつけの獣医師にご確認いただくことをおすすめします。
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