グルーミングの本を書く理由。わんちゃんへの恩返しがしたいから。

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グルーミングの本を書いています

グルーミングの本を書く理由を、今日はお話しさせてください。

現在、グルーミングの専門書を執筆中です。全3部作で制作する予定で、第1弾は昨年9月に出版することができました。1作目はシャンプーや爪切りなどのベイジングについて。そして現在は、2作目のカットについて執筆しています。


器用だったけれど、社会に出たら通用しなかった

私は専門学校でトリマーの資格を取りました。もともと器用なタイプだったので、コツをつかむのは早く、成績も上位でした。そのおかげで、3年目は特待生として学校に通わせていただきました。

しかし、社会に出たとたん、学校とは違うことを求められるようになりました。

学校に来るわんちゃんは、先生が性格を把握していました。しかし、お店に初めていらっしゃるわんちゃんは、性格も体調もわかりません。カットのオーダーも、学校では先生の指示通りでしたが、お店では飼い主さまと相談しながら決める必要があります。おとなしいわんちゃんばかりではないことも、現場に出て初めて実感しました。


6年間の修行を経て、27歳で開業

いつか自分のお店を持ちたいという気持ちは、学校の頃からありました。そこで2つのお店で合計6年間修行させていただき、27歳でleafdogを開業しました。

しかし、お店を出したら、また新たに自分で考えることが増えました。その中でも特に困ったのが、シャンプー選びでした。

何を使えばよいのか、何を基準に選んだらよいのか、まったくわかりませんでした。先輩や友人が「良い製品だ」と教えてくれるシャンプーを使いながらも、「何にとって良いのか」がわからないまま使っていたんです。


情報を深堀りするようになった

これではだめだと思い、シャンプーについて本格的に勉強を始めました。さまざまな情報を集める中で、気づいたことがあります。それは、情報そのものも選択する必要があるということです。

その情報は噂程度のものなのか、エビデンスがあるのか、反対意見はあるのか、情報の真意は何なのか。そうやって深堀りしていくようになりました。

深堀りした情報をブログに書いたところ、他のトリマーさんにとても喜んでいただけました。その反応が、今の活動につながっています。


グルーミング教育の現状

グルーマーの教育は、今もまだ昔ながらの職人的な教え方が多いのが現状です。「見て真似ることで習得する」という教育がほとんどで、「なぜそうするのか」「その構造はどうなっているのか」という理論が十分に教えられていません。

そのため、トリマーが一人前になるには10年かかると言われています。しかし私は、その状況を変えたいと思っています。

解剖学や理論をもっと丁寧に学ぶことができれば、その10年という教育期間を、1年にまで縮めることができるのではないかと考えています。


理論を知ったトリマーが育ったなら

もし基礎的な理論や解剖を理解したトリマーが育ったなら、その後の技術の幅はもっと広がると思います。さらに、飼い主さまのお役に立てるような別の資格を取る余裕が生まれたり、新しい知識を吸収するスピードも上がるのではないかと思っています。

そして、ケアに関する研究がもっと進んだなら、日本で暮らすわんちゃんたちはもっと幸せになれるはずです。飼い主さまの生活も、より豊かになるのではないかと信じています。


バカげていると言われても

「バカげている」と言われることもあります。「できっこない」と言われることもあります。しかし、私は出来ると信じています。

何より、わんちゃんを幸せにしたいのです。

わんちゃんは私たちに、たくさんの幸せを与えてくれました。だからこそ、恩返しがしたい。それが、私がグルーミングの本を書く理由です。


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