犬の毛で枕を作ろうとした子どもが、トリマーになるまでの話。

この記事は、全4回シリーズの第1回です。

幼い頃から、動物に囲まれて育ちました

私の実家は、父が大の動物好きでした。 犬、猫、うさぎ、カメ、インコや文鳥などの鳥類、イモリ、金魚…と、気づけばさまざまな動物が家にいる環境でした。

その中でも、私がダントツで好きだったのがです。

家にいた犬の名前は「チロ」。 夏になると暑そうで心配で、文房具のハサミで毛をカットしてあげたり、抜け毛を丁寧に取ってあげたりしていました。

ある日、チロの抜け毛を袋にかき集めながら、こんなことを考えていました。

「この毛で枕が作れるんじゃないか」

今思えば笑い話ですが、あの頃から私は犬のケアをすることが、ただ好きだったんだと思います。


目次

テレビで見た「トリマー」という仕事

中学生になり、少しずつ将来のことを考えるようになりました。

「自分は何をしていると楽しいんだろう?」 「何をしている時間が好きなんだろう?」

そう自分に問いかけていたある日、テレビでトリマーという仕事を知りました。

「これだ。この仕事がしたい。」

今でもあの瞬間の感覚をはっきりと覚えています。 なにか衝撃的なものを見たような、でも同時に「ずっとこれをやっていたんだ」と気づいたような、不思議な感覚でした。


専門学校で3年間、とことん学んだ

高校卒業後、トリマーの専門学校へ進みました。

通常2年間のカリキュラムでしたが、成績が認められ、3年目は特待生として学ぶ機会をいただきました。 この1年間が、技術だけでなく、トリマーとしての姿勢や考え方を深める大切な時間になったと感じています。


「未熟なまま開業はしたくない」——6年間の修行

専門学校の頃から、いつか自分のお店を出したいという気持ちは強くありました。

でも、卒業してすぐに開業するのは、まだ早すぎると感じていました。 技術も経験も、もっと積み上げてからお客さまに向き合いたい。そう思っていたんです。

卒業後は仙台の大きなペットショップに就職し、鳥や魚・小動物のお世話から、仔犬の販売まで幅広く携わりました。(3年間) その後、個人サロンに移り、トリミングの現場でさらに3年間、技術と経験を積みました。

合計6年間。修行のつもりで、一日一日を大切に働きました。


27歳で、leafdogを開業

そして27歳のとき、ついに自分のお店を開く決断をしました。

それがleafdogです。

子どもの頃、チロの毛を袋に集めていたあの日から、ずっとつながっていた道が、ここに来て形になった気がしています。


おわりに

トリマーという仕事を選んだのは、計算でもなく、誰かに言われたわけでもありません。

ただ、犬のそばにいることが好きだった。 ただ、犬をきれいにしてあげることが嬉しかった

その気持ちが今も、leafdogの根っこにあります。

次回は、leafdogを始めた理由と背景について書いていきます。どうぞお楽しみに。

ちろくん(初代)とサスケくん(2代目)

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